1948-06-07 第2回国会 参議院 財政及び金融・商業連合委員会 第1号
私は遅れて來ましたので、今までに或いは出たかと思うのですが、カナダから輸入される石炭や、海南島から輸入される鐵鑛石の、これは一例なんでありますが、そういうものを結局日本の圓に換算して、幾らに業者に渡しますか。業者に渡すときは又別なんでしようか。これは爲替レートも入つて來ます。
私は遅れて來ましたので、今までに或いは出たかと思うのですが、カナダから輸入される石炭や、海南島から輸入される鐵鑛石の、これは一例なんでありますが、そういうものを結局日本の圓に換算して、幾らに業者に渡しますか。業者に渡すときは又別なんでしようか。これは爲替レートも入つて來ます。
二十萬トン出せばいいのでありまして、百二十萬トンに日本の鋼鐵の生産を持つて行くのに必要なる鐵鑛石と石炭を輸入いたします。
現在におきましては鐵鑛石が乙、それから硫黄が甲のロであります。銅は乙、鉛と硫化鑛は甲のロ、こういうふうになつておりまして、甲のロ又は乙が一部あります。それからその他若干のものが乙に上つておりますが、それ以外のものといたしましては大體丙、こういうことになつておりまして、大部分が乙、または丙、そういう順位になつております。
今おつしやいました海南島の鐵鑛石はしきりに交渉中でありまして、戰前に日本窒素、石原産業がやつておりました鑛石が港頭に七十萬トンもありますので、これを入れたいとしきりにやつておりますが、運賃が非常に高いということで今行惱んでおります。開らん炭がはいつてきますれば、こちらから機關車、坑木というようなものを供給するはずでありましたが、そういう點で今行き惱んでおるような次第であります。
それとともに、なおこちらから希望を言えば、向うの注文を受けたときに、海南島の鐵鑛であるとか、中支の鐵鑛、あるいはその注文に必要なるそして中國で餘つておる粘結炭その他鐵鑛石というふうなものが、先にこちらへ入つてくるかどうか。あるいは入つてこなければ、それは一應ドルの了解を求めて支拂つて、生産にかかり得るかどうか。そういう點、こまかいようでありますが、お伺いします。
現に四、五日前私はあつちへ行つて實地調査をしたのですが、今出ておるのは鐵鑛石のそれが四十車で、あとはキヤベツが、時のものですから、出るだけを運んでやる。それ以外には薪炭は一つも出せない。もう停車場に炭の俵が積んで腐る程です。それから草津輕井澤間の沿線もその通り俵や薪が積んである。